ラ・サールの勉強法・教材・授業

ラ・サールの指導方法!超名門校も実践している勉強法とは!?30年以上変わらぬ授業方法を公開!黄チャートから始めるラ・サール流勉強法・教材・授業を実体験をもとに詳細を解説します

ラ・サールの勉強法・教材・授業を共有します

ラ・サールの学習方法とカリキュラムについて、実体験をもとに詳細に解説します。
以下に要点をまとめます。
*なお、当ブログでは、「重要問題集」という表現は、一般的な意味ではなく、ここでは数研出版の教材「重要問題集」を指しています。同様に、「1対1対応の演習」という表現も、一般的な意味とは異なり、東京出版の教材「1対1対応の演習」を指しています。

数学の学習方法
・入学後すぐに行われる考査の範囲として、新高1生には入学前に「チャート式 解法と演習 数学I+A」(通称・黄チャート)を購入するよう指示されます。
・黄チャートは4月の入学後すぐに行われる考査の範囲です。
・授業では黄チャートで解法を暗記した上で、教科書傍用問題集「オリジナル」を用いて学習を進めます。
・オリジナルは略解しかないため、授業では同時に5~7人の生徒が黒板の前で解かされ、それを教員が添削・解説を行います。
・そのため、黄チャートで予習していないと、黒板の前で何も書くことができず恥をかくシステムです。
・黄チャートでの解法暗記は予習として必要であり、入学後も義務自習で積極的に行うことが推奨されます。
・黄チャートで解法パターンを暗記しながら、授業で傍用問題集を解き進め、その解説や解法をまた暗記していくことで、黄チャートでの解法パターンの補完をしていきます。
・また、ラ・サールの寮では「義務自習」という勉強時間が19時~22時まであり(延長可だが0時にブレーカーが落ちて電気が使用不可となる)、義務自習では黄チャートや1対1対応の演習(東京出版)の解法暗記を行います。
 
*なお、当ブログでは、「1対1対応の演習」という表現を使用していますが、一般的な意味とは異なり、これは東京出版の教材のタイトルを指しています。

カリキュラムの概要
ラ・サールのカリキュラムは30年以上変わっておらず、考査・週テストでは黄チャートやオリジナル、「1対1対応の演習(東京出版)」などの問題の数字を変えたものが出題されます。
黄チャート→教科書・傍用問題集「オリジナル」→1対1対応の演習(東京出版)→重要問題集(数研出版)が教材の軸で、全ての考査・週テで繰り返し数字を変えた問題が出題されます。
・考査・週テストにあたっては、黄チャートや1対1対応の演習(東京出版)の解法パターンをしっかり覚えることが重要で、義務自習の時間では主に解法の暗記を行っています。

高校生活の流れ
・高校2年からは理系と文系にクラス分けがあり、高3ではクラスの変更が可能です。
・高1では数学Ⅰ+Aまで。高2から数学Ⅱ+Bを始めます。
・理系と文系のクラスに分かれる高2から、数学の教師も変わり、進度が理系と文系で変わります。
・学習の進行は高1と同様です。高2では黄チャートの数学Ⅱ+Bが配布され、教科書・オリジナルを黒板に解かされ、1対1対応の演習を暗記します。
・高3では模試が組み込まれ、考査・週テ・模試を通じて知識をアウトプットする期間となります。
「黄チャート」「傍用問題集(数研出版)」「1対1対応の演習(東京出版)」によるインプット(解法暗記)は高2までで終わるため、その後は数研出版の「重要問題集(数研出版)」をオリジナルと同様、授業で同時に5~7人の生徒が黒板の前で解かされ、それを教員が添削・解説を行います。
・授業で同時に5~7人の生徒が黒板の前で解かされ、それを教員が添削・解説を行うという授業スタイルは、数学のほか、現代文や物理などでも行います。

学習戦略と注意点
・春休み中には黄チャートを仕上げることが重要です。
・高3では模試が増え、インプットよりもアウトプットが重視されます。
・義務自習で十分なインプットを行うことで、河野玄斗氏の提唱する黄チャートのスケジューリング(数Ⅰ+Aの1冊を1か月で回す)が可能となっています。
 
 
このように、ラ・サールの勉強法は、30年以上変わらない伝統的なカリキュラムで、数々の生徒を東大などの名門大学に送り出してきた実績があります。以下で、ラ・サール流の勉強法の一部を詳しく解説します。
 
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lasallelasalle.hatenablog.jp

 

このシステムは本当に素晴らしいので学校を信じて勉強を頑張ってください!!

参考になりましたら幸いです。